ルシュクレクール 定番 パンドミ
いよいよル・シュクレクールのパンドミのご紹介です。
2008年でした。
岸辺に本店がある時代
雑誌でル・シュクレクールの存在を知ってからどうしても行きたく
父にお願いして車で伺い我慢できず買ってすぐに車中で
パンドミを頂いたときの感動の大きさはここ数年超えるような出会いはないように思います。
乳製品、卵を使っていないのに、生地のおいしさ、ふわふわなのにひきもあってもちもちな食感。1.5斤とボリューミーなのに破格の400円代くらいだったかな。
おいしすぎて夢中で食べながら、このおいしさの魅力に取りつかれてしまいました。
その他買った5個のパンは当日中に、パンドミは翌日にはかけらも残らず平らげてしまいました。
その日から、私のおいしい食パンを探し求める旅が始まり今に至っています。
あれから10年以上経ち
本店は北新地に移転し、本店では新しいパンドミが作られ岸辺店と合わせて
2種類が楽しめるようになりました。
今回は、本店パンドミです。
岸辺とは違う配合で、岸辺店よりもさっぱりとルヴァン種の香りがより
感じられる気がします。
よりさっぱりとした味わいなので
どんな食事と合わせてもパンも食事も進むおいしさです。
トーストしたら、表面はさっくりなのにクラムはしっとりもっちり食感で
シェフの魔法がかかっているようです。
世の中にはパン職人の数だけ食パンの数がありますが
シンプルな配合、製法であるから余計に
洗練されたおいしい食パンに出会うたびに
パン職人のパンに対する探究心と愛情、熟練の技に対して
畏怖の念のような神聖な気持ちを感じてしまいます。
これからどんな進化を遂げていくのか
いつの日かル・シュクレクールの食パンのような
おいしさのあまり記憶に残り続ける食パンを焼けるようになりたいです。